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【0:00】テクニックで習慣化
その人がひとたび動き出せば、全てが動き出すという強烈なリーダーシップ。
その人がひとたび喋りだせば、全ての交渉がまとまるという強烈なカリスマ性。
こういう様を間近で見たとき、多くの傍観者はそれを「生まれ持った才能だ」と言うでしょう。才能に、恵まれたと。ただ私は知っている、それらは生まれ持った先天的なものなどではなく、すべて後天的に作られたものだと―
つまり「才能は習慣化の産物である」と。
この習慣化という行為がどれほど我々の人生を変えてしまうか?ウェンディウッドという有名な心理学者がこの様なことを言いました。
「人生の半分は習慣的な行動で作られている。故にその習慣的行動をコントロールできる様になれば、自分の意志で人生の半分を操れるようになる。」
南カリフォルニア大学 経営心理学教授_ウェンディウッド
多くの成功者はこの「自分で変えられる範囲の習慣化」に徹底的に手を加え、運に左右される要素を排除し、今宵も着実に結果を手にしている。お金持ちになるとか、美しくなるとか、幸福になるとか、そういう後天的に手に入れられるものは全て習慣化できたかどうかで決まる。
ただダイエット、筋トレ、読書、何でもそうなんですが「続かないんだよ」ってことなんです。三日坊主という言葉があるように、必要なことを習慣化しようとしても、挫折してしまうんです。
では何故多くの人は、習慣化で挫折するのか?
答えは簡単です、習慣化のコツを、知らないから。
そしてこう思っている
「習慣化は難しくて、習慣化には強い意志が必要で、習慣化は根性がいるものだ」
と習慣化できない人ほど思い込んでいる…そもそもその認識が間違っているんです。習慣化に必要なものは意志の力とかではなく、テクニックなんです。ではどの様なテクニックが必要なのか?
この動画「習慣化シリーズ」では、習慣化のコツについて話します。
- 結果を出さなければならない
- 高い能力を身に付けなればならない
- 物事を継続しなければならない
そういう方へ向けた動画です。
最新の科学実験の結論を元に、習慣化において「悪魔的に効果の出たテクニック」を3本に分けて実行ベースで話します。
今回はその3本のうちの一つ「20秒ルール」です。
【01:45】20秒ルール
「20秒ルール」って皆さんは知っていますか?
「このルールを取り入れていない習慣は、いつか必ず崩れる」と言われているほど、習慣化には必須のルールです。
私も今まで続かなかった、結局それが3日坊主で終わったという挑戦を振り返ったとき、往々にしてそれらはこのルールを、破っていました。
あるときピエロは「早朝のランニングがしたいな」って何故か思ったんですね。そんなことはしたことがなかったんですが、それを思ったのが深夜1時くらいで「明日から朝は走ろう」って決めたんです。
何故走りたいか…ごめんなさい、全く理由が書いていないので、理由は思い出せないんですが、何かに感化されたんだと思います。
それで実際次の朝起きたんですが、次の朝起きて私がしたことは―クラロワです。
クラロワを朝6時に起きてそこから2時間、朝8時までやりました。これが私のなかで、一番続かなかった挑戦です…走ってすらないんです。
この時何で私は走らなかったかというと、だるかったんです。何がだるかったかって、やりたくもないランニングのために、眠い眼擦ってこんなに朝早く起きたのに、外に出るために服を着替えなきゃいけなかったんです。
「何で着替えなきゃいけないんだって、人間舐めんなよ」ってことですよね。
こういうことって皆さんもあると思いますが、これ実は心理学的にも正しい事なんです。
ハーバード大学で心理学講座を担当しているショーン・エイカーさんが、「幸福優位の7つの法則」という本の一文で
人間はハードルが上がれば上がる程
それを継続することが困難になる
幸福優位の7つの法則_ショーン・エイカー
と言っており、ピエロも外に出て走るまでに
- 早起き
- 着替え
- 靴を履く
という3つのハードルがあったので、そもそもピエロは走る事すら叶わなかったんです。じゃあどうすれば私は走れたのかって?ショーンはこういいました
新しい習慣を身に着けようとするときには
まずその行動を「やりやすいようにする」
ことが大切である。
幸福優位の7つの法則_ショーン・エイカー
意志の力で「これをやる!これを続ける!」と考えただけでは続かない。
だから習慣化したいことがあるなら、出来るだけ面倒な部分を省いて「気が付いたらやっていた」という位にする事が重要であるんです。
【03:21】20秒ルール①
そのために必要なのが「20秒ルール」
これは「20秒でやる」という事じゃなくて、やりたいと思っている習慣を「普段の状況より20秒早くできる様にする」という事です。
私の例でいえば―私がもしランニングができたとすれば
- 夜寝る前にランニング用の服を着たまま寝て
- 靴はそもそも靴ひもがないスリッポンを用意しておけば
- 起きてから外に出るまで数秒でだけで良かった
―ので、もしかしたら走れたかもしれません。
これは朝ランニング前に掛かるはずだった「着替える20秒間」「靴ひもを結ぶ20秒間」を短縮し「計40秒楽になった状態」で始めることができたんです。
これが「20秒ルール」とにかく「20秒減らせないか」を考える。
ただここで重要なのは20秒減らせたとしても、そこで満足するのではなく、それを始めるまでに更に20秒減らせないか?また更にもう20秒減らせないか?―って考える。
こうして極限まで手間を減らしていくのが、習慣化のポイントです。
「だるいなぁ…人間舐めんなよ」とかっていう感情が湧くのって、本題に入るまでの時間が掛かりすぎるからなんです。だから極限まで時間を削る。このローディング時間が消えるだけで、ダルいという感情は一切なくなるんです。
私がYoutubeを始めた時は、一本の動画作るのに一週間とか掛かっていたんですね。本題に入る(投稿する)までに一週間掛かるって、それじゃあ継続はできないなってわかる。
だから私は投稿までにかかる時間を、とにかく削り続けました。私はかなり不器用なので、そうしなければ継続はできなかったんです。
【04:35】プロほど「無」
私が思うところ「考えるという行為を必要とするほど、習慣化は困難になる」と思うんです。
考えるという行為が実はどれほどのエネルギーを消費させていて、それがどれほど継続を困難にしているか、ってことなんです。
60年とか続いてるお好み焼き屋さんに最近行ったんですが、もうそこの主人は思考が感覚に落ち切っているので、注文を聞いたら顔は一切動かさず、「無」で、手だけが「複数の工程」を「高速で一切のミスなく」動きこなしているんです。
本当に習慣化をしている人は、根性とか気合とかの対極にいる。エネルギーをすり減らし続けることで、習慣化っていうのはできているんじゃない。
いかに力抜けた状態で同じ結果がでるか、そういう事を突き詰めた先に習慣化がある。力を抜くっていうのは具体的に言うと、20秒減らせないか?って考えることです。
【05:18】スマホを投げ捨てろ
また逆に、やめたい事がある方は、20秒多く時間が掛かるようにすれば辞めれます。
ピエロは作業中に携帯を見た後は、必ず電源を切って、それを床にたたきつけてるんですが 、これは作業中皆さんにお勧めなんです。
スマホは電源を切って視界に入らない場所に置くと、作業に入ると携帯の事を忘れますし、思い出して「携帯どこだっけ?」と探して、見つけて、手にとっても、それを開くまでにまた時間がかかるので
スマホを小まめに見るという習慣が一気に消えるんです。
これはおススメなので、まんま真似してやってみて下さい。
【05:46】Last
結論
- 物事に取り組んだらまず「20秒間削れないか」と言う工夫をする。
- この工夫ができなかった習慣化は概ね失敗する。
- 逆に言えば20秒ルールをきちんと適用し、工夫し進めらる習慣であるならば、それはビジネスに限らず、ダイエット、筋トレ、美容などのあらゆる習慣的行動において、それが達成される確率は格段に上がる。
習慣化で必要なのは気合ではなく「力を抜いても結果を出せる」という工夫。
私たちは何か物事に向き合ったととき「それを言われたとおりにできなきゃいけない」と堅くなりすぎているのかもしれません。もっと私たちは、楽にやっていい。
次回は、今回お話しした20秒ルールより遥かに習慣化の成功確率を上げることが証明された
―スモールステップについて、話します。