Contents
すぐ分かってもらおうとするから喧嘩になる
ピエロは何かを説明したとき「今日この瞬間今すぐに理解しろ」という感じだったんで、よく人と衝突してたんですね。ただ人が理解するパターンは大きく2つあって―
- 一つは自分の身に実際に起きてから理解するパターンの人と
- ロジックが通ってれば理解するパターン
の大きく2つあって、ピエロはよく「こうやった方がいいよ」って周りの人に言うんですが―例えばある人がそれをやったのは「1年後」とかで「久しぶりに再開して、知らないうちにそういう経験をしてた」という感じでした。
これはパターン1の「自分自身の身に起きてから理解する人」なんですね。最初は「だから言っただろ」とかって思っていたんですが、そういうことが何度も何度もあるうちに、「実は自分が間違っているんじゃないか?」って分かった。
そもそも人の「理解する瞬間やスピード感」はバラバラなわけで、この普遍性を無視した「今すぐ理解を求めるとする姿勢」が実はセオリー無視であり、「言ったら後は待つ」というのがセオリーに沿った解になってくる。
相手が理解するのを待つことができる「余裕」が、目先の不利益を超えた「大きなリターン」に繋がってくるんです。