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多元的無知、ナッシュ均衡などの言葉を知ると状況が整理されていく

多元的無知

一時期の騒動で「トイレットペーパーの買い占め」が起こりましたが、トイレットペーパーを買い占めている人のほとんどは「デマと分かりつつ、他の人に買い占められると困るから買う」という状態にあった気がして―

こういった「自分だけは違うと自覚しながら、結果的に大勢と同じことをしている」現象を、「多元的無知」といいます。

ゲーム理論では「ナッシュ均衡」という現象で、かいつまんでいうと「買い占められる前に買わないと損をする」ってやつなんですが、結局は日本はどうしたかって、個々のプレーヤーレベルでは最適解にたどり着けないので

  • 流通を制御して全員に行き渡らせるか
  • 流通を拡大させ、買い占めを無力化するか

の2択があって、今回日本は後者を選択し、比較的早めに解決しました。

目の前の生活があるから「扇動がある」と個人ではつられちゃったりするんですね。だからこそ行政は緊急事態のとき「需要と供給のルール変更」を行ったり、メディアはマスパワーで「一気に事実を拡散」し、コントロールするしかないわけです。

ただ個人でもこういった言葉一つ知ってるだけで、人と違う行動ができてくると思います。

ひとこと

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