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何か問題が起きたときシステム側をまず見たい

何か問題が起きた時はまずシステム側を見たい

蓄積が出てきたので最後はこれを話したいんですが、不登校やニート、フリーターなど数10万人単位でいる問題を見たとき、これは「この人たち個人が悪い」と見るのか、それとも「システムが悪い」と見るのか、視点の置き方の話があるんですね。

水槽にたくさん金魚が入っていて、ある金魚が病気になったと。しかしそれは1匹や2匹じゃない。その部分一体の金魚が病気になっているんです。この場合、私たちはおそらく「金魚個人の問題」と見るよりも「その周辺の水や餌や温度に問題がないか」を籠りますよね。

同様に何か問題を見たとき「数万人がまとまって起きる問題」というのは、具体的にあげるなら、例えば―ここら辺の問題は「お前の問題だ」のように個人攻撃が行われてきましたが、数字を見てみると、もはや個人努力という「ミクロな話」ではなく、システム側の変更が必要な「マクロな話」だと考えられるわけです。

ひとこと

もしその子を不登校から救っても、別の子が不登校になると、その子を救ってもまた別の子が不登校になる。これを繰り返し続けてもいいですが、多くの場合はいったんそこから切り上げて、上へ話をつけに行きます。「根本的に構造がおかしい」という話をしにいくんですね。

これがミクロからマクロへ視点が変わる瞬間です。ピエロはよく「抽象度を上げる」といいますが、基本的に抽象度をあげて物事を話していかなければ根本的な解決には至らない場合が多いです。「具体的問題が際限なく起きる場合」がそのときです。

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