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「上手く行くことが怖い」という心の壁を超えてく方法。


【00:00】手にしたいものがあるなら

「次のフェーズ」というのは今まで守ってきた大事なものの中の大半をロストしてからやってくるんですね。失い、失くし、捨て、空いたところに次のさらなる「何か」がやってくる。手に物を掴んでいると新しいものって掴めないじゃないですか。同様にどうでもいいものを持ってると、大事なものが入ってこない。

だから何かを手に入れたいなら「空」を作るしかないです。これはいい意味でも、悪い意味でも、「満たされたところ」に「機会」はやってこないんですね。

【00:33】変われない人

自分を変えたい女性からの相談です。

ピエロさん初めまして、突然DMしてすみません。1人で考えすぎて分からなくなったので相談させてください。

私は今まで過保護な親に何事も決められてきたためか、自分のことを自分で選択したことがありませんでした。結果行きたくない短大に行き、また大学に未練があるのに無理やり就職して鬱になりました。

最近は寛解してきたので油断していたのですが、つい先日仕事が終わって帰宅途中に、なんだか全てがどうでも良くなってきて、家にも帰りたくなくなりました。

そして以前ピロさんの動画で「たまには休んでもいいし、飛んでもいい」という言葉を思い出し「飛んでみるか」と思い、地元から東京まで高速で約6時間くらいですか―「ボロい車で行こう」と「スズメの戸締まりのすずちゃんみたいだ」と最初はワクワクしながら車を走らせました。

しかし走る距離が長くなるに連れ理性が戻ってきて「やっぱり仕事仲間に迷惑るかな」とか「親に怒られるかも」と怖くなり、泣きながら家まで引き返してきました。

今は親も私の意見を尊重してくれるようになったので怒ることはないのですが、幼少期に感じた恐怖が抜けないのか、どうも一歩が踏み出せません。頭では、感覚では「多少無理にでも東京まで行くべきだ」と思ったのですが「体調」だとか「眠気がひどいから」とか何かと理由をつけて自分を諦めてしまいます。

昔、親に好奇心を抑え込まれるのが嫌だったはずなのに、今度は自分で自分を〇してしまっています。ギリギリのところで自分を守ってしまい悔しいです。どうしたらいいでしょうか?

「旅をしたい」と思うのに、向かっている時も「帰りのこと」を考えて暗くなります。

お返事いただけたら幸いです。

敗因は「車」ですね。「電車」や「新幹線」なら「自分の意志に関係なく前に進む」ので、完全に飛ぶことができたんじゃないかなと思います。是非車ではなく新幹線で行ってください。

【02:36】行ききれば自ずと変わる

では本題なんですが「親に意図的にコントロールされ続け、今は会社でそうなっている」と。結局「常に誰かの意向を組んだ生き方をし続けているこの自分が、どうやったら変われるのか?」というと、もう答えは明確にあって「行ききる(生ききる)」しかないんですね。

「自分を変える方法は何ですか?」って答えは、もうすごくシンプルで「行ききる」ことなんです。行ききって、取り返しがつかなくなって、何もなくなって、別人になって、ニューゲームを再開する。「行ききること」っていうのは「失うこと」とイコールです。いつも通りの日常から逸脱した行動をある程度の期間を行うと、自分の原型をとめることができず、別人でニューゲームが始まります。

質問者さんの場合は、新幹線でそのままどっかに行っちゃって、しばらく帰ってこなければ、ただそれだけで、もはや昨日までの「いつも通りの日常」は壊れ、そこにあった自分の「思考」や「行動パターン」も壊れる。そして何も手元に残らなければ、今頃はそこから「再スタート」が切れていたんじゃないでしょうか?

【03:42】今までの自分を捨てる

ピエロ自身も実際そういう体験は数えきれないほどありますし、最近も仕事仲間に呪文をかけるようにそれを行いました。これ何回か言ったかもしれないですが、今年くらいに中の良かった友達と2,3年ぶりに一緒にある仕事をすることになったんですが、その仕事に関してははピエロの方が長く、もう4年くらい多くやっているんですね。

ただその友達はその仕事に関しては「初心者」で―誤解を恐れず言うと「能力が不足しすぎて一緒にやるには現実的ではなかった(お荷物に近かった)」んですね。ただ彼はピエロより年齢がある程度上だったので「今までの自分の社会経験に基づいた発想」をよくするんですが、それがまた「結果」に繋がらなかったんですね。

そのとき何かピエロが「結構ひどいこと」を言ったんですね。何を言ったかは覚えてないですが…その後その彼が言ってきたのは「それって今までの自分を否定しろってこじゃん!?」て返って来たんです。「まさにその通り!」と返しました。

唖然としてましたが、そこから8ヶ月くらいですが、結果的に彼は今ピエロよりも豊かに暮らしてます。結局「邪魔なもの」を持ってるんですね。その友達は「社会人経験を積んできた―おそらくピエロよりも」という、そういうプライドというのか「そういうもの」が、彼自身が別分野の場所にいて結果を出していく上でものすごく「邪魔」だったわけです。

これはピエロもよくあるんですが「その『しがみついているもの』が結果を出す上で何の『関連性』も何の『脈絡』もないけど、なぜか『大事』に守っている」みたいな。それが成長の弊害になるなら、即刻手放して正解だと思うわけです。

それは「変わりたい」と思っている人も全く同じで、「次のフェーズ」というのは、今まで守ってきた大事なものの中の大半をロストしてからやってくるんですね。失い、失くし、捨て、空いたところに、次のさらなる何かがやってくる。

手に物を掴んでいると、新しいもって掴めないじゃないですか?同様に「どうでもいいもの」を持ってると「大事なもの」が入ってこない。だから何かを手に入れたいなら「空」を作るしかないです。

【05:49】何かを得るための法則

これはいい意味でも悪い意味でも「満たされたところ」に「機会」はやってこないんですね。何十年って満たされ続けている人が、もしその執着や守るものを手放したとき、その隙間ってバキュームのように「新しいもの」を吸い取ってくるんです。

質問者さんはこれに当てはまります。仕事を失い、親から離れても「執着してる期間」が数十年単位に及ぶので、それらを手放しても秒速で次のものが自分の中に入ってきます。

世の中には目に見えないですが「なぜかそうなっている」という「法則性」がたくさんあります。その1つがこれです。

「失う」から「得られる」―順番は必ずこうです。

失った、失くした、空いたところに「得たいもの」なのか「何か」が吸い込まれてくる。基本的に「失ったもの以上にいいものが得られる」というのがピエロの感覚です。前を向いたとき、そこには「恐れ」があると言います。でも恐れには影すらないです。

質問者さんの場合、仕事が―例えば17万の手取りなら、バイトでも替えが効くわけですもし、そこに代用がいくらでも考えつくなら、10年後やめても、今やめても同じことだし―例えば母親から離れても10万あれば1人で暮らせるわけです。

「囚われてる思考」というのが誰にでもありますが「いつでも捨ててやろう」くらいに思っておくと楽です。応援してます。

このような話を今後もたくさんしていくので、チャンネル登録お忘れなく。

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