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【哲学】時間は100年あるが中身はどうか?

Summary

永遠のテーマなんて言ってたら

気づいたら死んでた

人は、子供を産むために生まれてきたし

人は、人を愛するために生まれてきたし

人は、生きるために生まれてきた。

動物として生まれてきたある種のルールを破るのなら

それなりの代償と貢献を求められる

Transcription

【0:00】生き方は本当にそれでいいか?

どうも、こんばんは。

今回は、人間の寿命についてお話します。

皆さんもSNSやテレビで一時期、よく耳にしたのではないでしょうか?

「人生100年時代」という言葉。

日本では100歳になると、国から表彰される制度がありますよね。

それ人生100年時代の私たち世代では、当たり前になるのです。

つまり100年生きる事が珍しくなくなる。

しかし、どうでしょう?

時間的に100年になると言っても、人生の中身として本当に100年になりうるのかと言えば、それは少し考えなければいけません。

例えば街を歩いている日本人の2人に1人は、癌にかかり病院で死にます。

つまり2人に1人は、死ぬ前の数時間か、もしくは数年間、病院に拘束され最期を迎えるのです。

我々の寿命は、延び続けています。

しかし我々の時間は延びたら延びた分だけ、何かに搾取されているんです。

それは病気かも、仕事かもしれません。

ただ盲目に人生を過ごす人が多すぎるなか、私たちは常に1秒また1秒と、死に向かって進んでいる。

今回はそんな、寿命の重みを感じるお話をします。

【0:55】100年前の日本の平均寿命は43歳だった

さかのぼること今から100年前

皆さんも聞き覚えがあるかもしれません、大正デモクラシーの真っ只中

当時の日本の平均寿命は、男女ともに43歳でした。

今では考えられませんが、人生43年とも言え、寿命が現在の半分しかなかったのです。

普段私たちが電車に乗ったり、学校に行ったり、スーパーで買い物をするとき、そこにいる多くは当然のように45歳以上の方々です。

なぜたった100年前の事なのに、当時の寿命は今の半分しかなかったのか?

その最大の原因は、非常に過酷な生活環境にありました。

当時の母親というのは、5人、6人の子供を産むのは当然で、5人産んだとしてもそのうちの2人は亡くなります。

当然その悲しみに暮れては、またあるときは食事に困り、ある時には病気に苦しみ、そして死んでいく子供たちを見ながら、必死になって人生を送っていました。

もちろん洗濯はゴシゴシと洗濯版でやり、赤ちゃんのおしめは再利用。

お米を炊くのも、フウフウと釜土で炊いた。

100年前とはそういう時代であり、ある意味で短命であるのは、やむを得ないのかもしれません。

男性もそうです、多くの男性はほとんどが農業でした。

朝から晩まで鍬を振って開墾、続く肉体労働で疲れ切った体、痛めた腰、そういったなか43で命は尽きていきました。

今回のお話で皆さんに伝えたい事は、この100年間の成長は決して医学の進歩だけではないという事であり、むしろ医学はその一端にしか過ぎないのです。

スポーツ選手が短命であるように

身体を酷使したこの時代の人々も、また短命だったのです。

【2:28】昔の考え方が本当に今に通用するのか?

余談ですが100年前に生まれれば、女な子育て家事、男は農業と、役割を与えられたでしょう。

しかし現代の我々には、いったいどのような役割が与えられてるのでしょうか?

皆さんは、どう考えますか?

人間が現在の人生というものを考えるとき、よく昔の考え方を用いますよね。

しかし、それは必ずしも現代に通用するとは限らないんです。

例えばギリシャ・ローマ時代は、平均寿命が25歳でした。

このときに誕生したイエス・キリストは、様々な経典で

「人生とは何か、人生の過ごし方とは何か」

を解いています。

しかし、もう少しかみ砕けば、

「平均寿命25歳のときの人生とは、何か?」

「平均寿命25歳のときの人生は、どう過ごすべきか?」

という話が聖書にあるのであり、現代に当てはめるとそれは、万全とは言い難いのかもしれません。

例えば、宗教は人間が死ぬという事を前提にし、人間が子供を産む、という事を前提にし、人間が飢えたり病気になる事を前提にしています。

ひいては哲学、歴史、文学すらも、それぞれその時代の環境によって変わるのです。

【3:33】レール

こういった短く非常に濃い多くの人生を土台に

戦後50歳を超え

2000年80歳を超え

そして、去年100歳を超えました。

人生100年時代、恐ろしいほどの時間があり、悲しいほどの差が開いていくでしょう。

足元を、見てください。

今あなたの歩いているレールに、未来はありますか?

25で死ぬ時代

40で死ぬ時代そして

―100年生きる時代。

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