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アルツハイマーの画家が描き続けた自画像の変化

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イギリス、ロンドンで暮らしていた画家の「ウィリアム・ウテルモーレン」は、奇跡の画家として世界の注目を集めました。

1990年、当時57歳のウィリアムは体に異変を感じ始め、妻に病院へ連れて行かれたところ、アルツハイマー病であると診断された。

絶望に打ちひしがれながらも、妻の「それでも絵を描くことは忘れないで」という言葉に励まされ、徐々に消えていく記憶のなか、この病気と闘う(向き合う)べく―死ぬまで絵を描き続けた。

彼が描いた自画像は世界で注目を浴びることになり、パトリシアと共に世界中で個展を開き、同じ病に冒された多くの人々に勇気と希望を与えたのだという。

こうして闘い続けたウィリアムは2007年、パトリシアに見守られながら、眠るように息を引き取ったのだそうだ。

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