【00:00】不眠症の本質
夜寝付けないのはなぜ?
悩み事があるとか?明日の旅行への興奮?それとも終わっていない仕事へのストレス?面接前?―多くの人にとってこれらのストレスは「一時的なもの」であり、その原因はすぐに解決されます。
しかし「眠れないということ自体」がストレスとなって不眠症になっているとしたら?この一見解決不可能なパラドックスが、世界で最もポピュラー(一般的)な睡眠障害である「不眠症」の本質です。
【00:23】不眠症の特徴
不眠症の人の特徴は「どんな些細な違和感にも反応してしまい、眠れない夜の原因としてしまうこと」です。
いびきをかく人がいる…もやもや…たこあしの光が漏れてる…ドアが少し空いてるじゃん…枕の位置が…体の向きが…呼吸はこのリズムであってる?
極度の睡眠不足は「時差ぼけ」の様な感覚を生み出し、体内時計は乱れ、睡眠スケジュールはカオスを迎えいれる。ただほとんどの場合これらの睡眠不足は数時間で終わるんです。
なぜなら、疲労困憊で寝入るからです。気絶するように寝入る。
【00:52】不眠ストレスによる身体の反応
しかしながらこの「気絶するまで眠れない」という状態が続けば、呼吸器疾患、胃腸障害、その他多くの長期的な健康被害が起き
最悪なのは眠れない夜が積み重なるにつれて、寝るという行為が「眠れない苦痛の夜」というイメージを連想し、就寝時間になると「不安で圧倒」されてしまうんです。
この不眠のストレスが溜まりすぎると、脳にあるストレス反応システムをハイジャックされ、闘うか、逃げるか、怯えるか、という反応を迫られる化学物質で体はあふれます.。
「寝るの無理かも」ってなるときあるとおもうんですが、あれは「睡眠に怯える」という反応なんです。実際に体の中ではコルチゾールと副腎皮質刺激ホルモンが血流を通って、心拍数と血圧を上昇させ、身体を過覚醒に陥らせます。
この「怯えてる状態」では、脳は先ほど言った「潜在的な脅威」を探し続けています。わずかな違和感を無視することはできなくなる。
【01:41】寝ても身体が休まらない
この状態で最終的に眠りについても「休息の質はほぼない」と思っていいです。
皆さんの知っている通り私たちが眠っている間、私たちの体は残業しており、不眠症患者はこの残業の力が強くなりすぎ、寝ているのにアドレナリンが働き続け、私たちの脳の主なエネルギー源であるブドウ糖を消費し続けているのです。
よって朝起きた時にはエネルギー源のブドウ糖が不足し、不眠症の人は疲労、混乱の「ストレス状態」で目覚める。そして不眠症の人は、この睡眠の質で何か月も寝ている。去年ピエロも1年この状態でした。
【02:08】不眠と連鎖障がい
こうした「ストレスと落ち着きのない不安な状態」のサイクルが何か月も続くと、「慢性不眠症」と診断されます。慢性的不眠症を患うと「うつ病」や「不安障害」などを患う可能性が高まる。
これら3つの化学的メカニズムは共通していて、これら3つには共通した「不安発作」が見られる。故にこれらの状態のいずれかを一つでも患っていると、他の 2 つの状態を経験するリスクが高くなるんです。
【02:31】不眠症の治療法はある
ただ安心して欲しいのは、不眠症を治療する上で最も良い方法はある程度わかっているんです。
「覚醒につながる原因をうまく管理すること」
人間が睡眠に入るときは「身体が温まっているとき」ではなく、実は「体が冷えていくとき(瞬間)」なんです。
- だから寝る数時間前にお風呂をもってくる
- また寝るときは寝室を暗くする
- 快適な涼さを保つ
これらの対策に加え、眠剤を服用するのもアリだと思います。ピエロも実際に昼夜逆転したときや「異常にアドレナリンが出るな」と思うときも、飲んで無理やり寝たりしてます。一度睡眠リズムが狂うと、直ぐに慢性不眠のスパイラルに陥るからです。
しかしここで皆さんに確認しておいて欲しいことがあるのですが、慢性不眠症と診断された患者の約8%は、実際には「睡眠相後退症候群 (DSPD)」と呼ばれる遺伝的問題に苦しんでる場合(人達)だったりするのです。
DSPD の人は概日リズムが24時間よりもかなり長いため、睡眠習慣が一般の人と全く異なるのです。彼らは通常の就寝時間に眠りにつくのが困難ですが、それはストレスが理由ではありません。
彼らは一般的な人のパターンとは違いますが、自分のスケジュールがくれば快適に眠ることができるのです。自分が本当に睡眠障害であるか、特徴を追って確認してください。
【04:40】疲れを取る入眠方法2選
私たちの睡眠のサイクルは、非常に繊細なバランス感覚で存在しており、そのバランスは簡単に崩れます。故に睡眠という行為に対し「ある程度の労力」を費やす必要があるんです。
でもその中でも非常に楽に眠れる「睡眠の裏技」的なものが世の中には沢山あり、今からその中から厳選した、最も簡単に疲れを取る眠りを2つお話します。効果は絶大です。
疲れを取る眠り1
- まず仰向けで横になった状態で腰だけを浮かせ、ゆっくり息を吐きながらおろす
- 目を閉じ、極限まで脱力
- 頭から首、肩、腰、おしり、足―と全ての重さが、疲れが下へ、敷布団へ落ちるイメージを描きながら、深く静かな呼吸
これ寝る前にやると、朝の疲れが格段に違います。そしてこの2つ目が凄いんですが
疲れを取る眠り2
- 全身に力をいれて3秒いきむ→力を抜く
- 目をつむって、10秒何も考えない
- ①と②を繰り返す
すると知らぬ間に眠っているんです。自律神経がやられて不眠症が続いていても、それを繰り返しているうちに、気づいたら朝まで泥の様に眠っています。
shortでもまた見やすい様に作るので、皆さんめんどくさがらず
実践してみて下さい。一番は「取り敢えず日中動き回って、夜に家に帰ってくる」というのが最も効果的(一番)だと思います。
やっぱり子供がぐっすり寝れるのは「日中に限界まで動き回ってる」からで、大人になるとどこか「力をセーブする方法」を覚えちゃってるんですね。
ベットに入った時に考える力があるようでは、まだまだダメなのかもしれません。