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データが集中した時の盲点
赤のドットは「第二次世界大戦で帰還した爆撃機が、 機体のどの部分に戦闘ダメージを受けていたか」を示す印です。では帰還率を高めるために、あなたならどこに装甲板を追加しますか?
統計学者エイブラハム・ウォールドは「ダメージの"ない”部分を強化するよう」忠告しました。
データを収集することができたのは「帰還した爆撃機」だけであり、ドットのない部分を攻撃された機体は「帰還できなかった」ということだからだ。
これもっとかみ砕くと―帰還できた爆撃機は赤のドットの部分を破壊されていたので、普通「この破壊された部分に装甲板を追加しよう」と考えるんですが、ちょっとよく見てみると帰還できた爆撃機の赤のドットが集中しているのが分かりますよね。逆に赤のドットが集中的に無い場所もある。
つまり赤のドットが爆撃された機体は「帰還ができた」から爆撃された箇所がわかるだけで、データの取れなかった白の部分は「致命傷を負った」からデータが取れなかったんだと。
データが取れなかった部分に「本当の解決するべき問題」があるんじゃないかと。
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