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【哲学】天才とは現象である

天才とは現象である

勉強が出来ることを褒められまくっていた、ある東大主席の人がこういいました。「僕の得意な『勉強』がたまたま皆がやらなきゃいけないものだっただけで、例えば君の得意な『コミュニケーション』が必須科目だったら僕は劣等生だよ。」

学生は「学問というフィールド」で闘っているので、勉強が得意な人が有利。大人になれば「経済というフィールド」で闘っているので、富の構築が得意な人が有利。

それは一般的にみたら凄く見えるが、でもその才能って実は「非常に限定的」なんじゃないか。3年前このようなツイートしました。

みんなそう、全ての物事を万能にこなしてるわけじゃない。自分の得意なスペースがあって、そこで自分を輝かせている。

つまり―

ひとこと

この東大生は遠慮というより、当たり前のことに気づいてるだけだと思います。

基本的にある程度分野のトップに立てば社会的に見てとか概念的に見て自分を評価するので、お金持ちになった人って基本「運が良かった」って多用するんですね。

これも全く同じ理論です。自分がたまたま富の構築を得意としていたって謙遜でも何でもなくほんとに思ってる。

一流スポーツ選手も殆どは心の底から「みんなのおかげです」っていう。これは謙遜とかじゃなく、本当に成績を監視されてる視線とかアンチとかでモチベ上がったり直結的に結果絡んでる。そしてそれは限られた人だけしか受けられないものだったりする。

色んな複雑な要素(遺伝・体質・環境・きっかけ)が絡んで結果が出ていて、それって連続するラッキーなんです。この連続した一連のラッキーな現象を天才と言うんじゃないか。しかもそれって非常に限定的な場所でしか起きない。

だから天才というのが実は結構な過大評価を受けてる。能力主義社会の象徴的出来事だと思うんです。

やっぱりこの部分って、ある程度一流になれば普通に気づくとこじゃないでしょうか。

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