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自分の頭で考えろは実は難度が高すぎる

「自分の頭で考えよう」がどれだけ高度な行為か

よくピエロのコメント欄では

ピエロの意見を鵜呑みにせず、自分の頭で考えよう

と推奨している人がいるんです。確かに「自分の頭で考える」って凄く大切なんですね。ただ「常識を疑え」という言葉と一緒で、自分の頭で考えるって、そんな簡単なことじゃない。

それをするにはそれなりの知性が要求されるんです。東大生だから、億を稼いでるから、と言っても彼らは自分の頭で意見を作って喋れてるわけじゃない。現実問題として、喋れてないんです。

なぜならこの社会では、そのレベルの人たちより遥かに優秀な人間が「高度な見解」や「高度な話術」を使って、世の中に様々な意見を発信しているからです。

賢ければ賢いほど、そっちを採用したほうがいいことに気づく。それを皆がなぞってるに過ぎない。

それがベースにある世界線で、知性が無い人がファッションで常識を疑っても、結果として非常識に走るだけ。科学を疑ったら非科学になるように、自分の頭で考えろ、常識を疑え―そうじゃない。

「いきなり自分の頭で考えるな、まずは他人の話を聞こう」こっちの方が、この情報化社会では、より精度が高い。

ひとこと

基本的に一つの問いを見ても360度見方がある。つまり一つの問いに対し少なくとも360通りの答え方がある。

だから一つの意見を鵜呑みにするなという事です。

ただ、それは「一つの角度の意見」として成立している場合です。現実はほとんどの人の意見って言うのは、そもそも論「意見と認めていいレベルにも達していない」という事がある。

それって論外じゃないですか。ただそれが現実だったりする。だったらまず正解を見て基準をしろうという話なんです。

「ある程度正しい見解を頭からひねり出す」って言うのは、結構高度な技能で、少なくとも3年くらいは訓練がいると思っていいです。誰でもできそうで殆どの人はできてないです。

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