Summary
日本の貧富の格差を取り上げました。良い所も、疑問な所も、色々な思いが生まれたと思います。
Transcription
【00:00】銀行に金が余っている?
「みんな銀行にお金が余っているから、給付金は手を挙げた人にだけあげる」
以前この発言で物議を醸しました、麻生太郎さん。
結果論10万円給付は確定したので、大多数の人は「あの人のキャラだから、別に仕方がないのかな」とスルーしたのではないでしょうか。
現にテレビでも「日本人の平均貯金額は1,755万」などと言われ、「国民はお金を隠し持っている」と報道されているし
―しかし、本当にそうなのでしょうか?
本当に国民の殆どが、1,755万の貯金をしているのでしょうか?
【00:30】世論誘導「言葉のトリック」
ある日テレビを見たとき「20代の平均貯蓄額は154万円」だと特集が組まれ、報道されていました。
実際これを見た20代の多くは、焦ったのではないでしょうか?
「俺は貯金がゼロなのに、どうやってみんなそんなに貯金をしているのか」と。
しかしどうでしょう、そこには
言葉のトリックが、隠されているかもしれません。
世論調査によると、20代で「金融資産を保有していない」と回答した割合は61%
つまり20代の61%の人が「貯金ゼロ」だと、回答しているんです。
にも関わらずテレビでは「20代の平均貯蓄額は154万」と報道されている。
そう154万とは、あくまで全体の平均であり、個人それぞれが持っている、具体的な指標を表せたものではないんです。
貯金ゼロの人が9人いても、貯金5千万の人が1人でもいれば、10人で平均は500万になります。
他9人は貯金ゼロだと嘆いているのに、テレビでは
「貯蓄が500万」あると報道される、そして焦る。
【01:30】世論誘導「富裕層の国、日本」
幅広くビジネスをされている方は既にご存じかもしれませんが、貯蓄額5,000万を超える24歳以下、主に大学生は
大阪や東京のカフェに行けばすぐに見つけることができ、こういった「サラリーマンになるという王道を歩まないビジネス集団」は無数に存在します。
それ以外にも個人投資家など、収入が桁違いの子もおり、そういった実態はだいぶ世に明るみになってきましたが、実は日本は年齢問わず
桁違いに金額を稼ぐ個が、非常に多いんです。
世界の1%の最富裕層が、世界の半分以上の資産を独占するように、アメリカに次いで最富裕層が2番目に多い日本でも、同じ現象が起きています。
アメリカは上位数%が国のほとんどの資産を握るなどという、貧富の格差が凄いことで有名ですが
その次に凄いのは実は、日本です。
富裕層の数は中国やドイツより、日本の方が多いんです。
日本はインフラが完璧に整っているため、飢餓で苦しむなどという顕著な例があまりみられませんが
貧富の格差においては、アメリカに次いで世界で2番目に大きいんです。
20代ですら「45%の貯金ゼロ」とは裏腹に、平均値を底上げしている、超金持ちがいる。
ピエロの動画をよく見て下さる視聴者の方は既にご存じでしょうが、新聞やテレビも、政治家と同様に
「都合の悪い情報は、印象操作で隠す」傾向が強いです。
「国民総所得が、過去最高になりました」などというのは、その典型です。
結論それは国民全体の給料が底上げしたのでは無く、ただただ金持ちの所に、更に金が集まっただけなんです。
【03:00】真実の数字
真実の数字を知る為には、平均値ではなく、中央値を見なければ、参考にできる数字は分かりません。
貯金ゼロと一番富裕層のちょうど中間にいる数字が中央値ですが
20代独身の貯蓄額の中央値は
たった、5万です。
また国民が平均年収が441万と言われていますが、中央値は
360万です。
しかもここから税金や保険などが引かれ、所得は決まる。
「国民の多くは、金は持っている」などと大臣は言い、データとして平均値を持ち出してきますが
そのデータは何も現実を表せていない
全くのお門違いだということを、忘れないで下さい。
富裕層の定義は、日本円で約32億3千万以上を保有する人間であり、日本の富裕層は世界で2番目に多い。
その数16,740人