Movies Youtube

【必見】仕事ができない人たちはどうやって立ち振る舞ってるのか?仕事ができない人の世渡り術

Transcription

【00:00】仕事ができない人が抱える3つの問題

「今日仕事でミスを連発して、お前には責任感がないと責められた…」

言われたことを言われたとおりにできない。違うことを同時にしたら必ずミスを起こす。コミュニケーションが上手くとれないから、過剰に怒られている気がする。

皆さんのなかにも仕事でミスを連発し、職場にいずらくなって、今転職を考えている―そんな人、非常に多いと思います。

彼女もその一人です。現在18歳で、歯科助手をしている女性からの質問です。

こんばんはピエロさん。

いつも動画を拝見させていただいています。現在歯科助手をしている18歳です。

私は昔から性格が内向的で、人とのコミュニケーションが苦手なので、毎日のように先輩スタッフから怒られています。

怒られるたびに「この仕事をやめよう」と思いますが、次の仕事へ移っても同じ理由でまた辞めてしまうのではないかと思う自分が一方でいます。

他のところに行ってもダメなんだろうなと思う理由として、私はマルチタスクが苦手で、ドラッグストアでバイトをしていたとき―

例えばレジと品出しを同時に行うのですが、お会計のお釣りを間違って渡したり、違う棚に違う商品を置いてしまったりして、そのミスで書類を書かされることもしばしばありました。

また歯科助手になってからは、患者さんや先生の動きを見ながら、器具を洗ったり、他のところへヘルプに行くなど、色々な作業を同時にしなきゃいけないんですが、そこでも小さなミスを連発して…歯科衛生士さんは性格が強い人が多いので、物凄い勢いで怒られています。

今日も先輩スタッフから責任感がないと怒られ「やっぱりこの仕事向いていないんだろうな」と思いました。ただ、このまま転職しても同じ失敗を繰り返すだけだとも思います。

このときにピエロさんだったらどう考えるかを教えてください。

現在18歳で、高校卒業後に歯科衛生助手になったが、コミュニケーションが苦手でかつ、同時作業のマルチタスクも苦手なので、毎日ミスを連発し、責任感がないと怒られ―だからこの仕事を遅かれ早かれ辞めたいが、でも次の職場に行っても同じミスを繰り返すんじゃないか?と思ってどうしたらいいか分からない。

ということですが、私なら秒で辞めます。ただ、次の職場でも同じ失敗を繰り返したくはないということなので、あえて今回は彼女が抱えている…いや、多くの仕事ができない社会人が抱えている3つの根本的問題に触れようと思います。それがこの3つ。

  • ヤングすぎる問題
  • マルチタスク誤解されすぎ問題
  • コミュ障は過剰に怒られすぎ問題

この3つが彼女が今後向き合うことになる課題で、多くの仕事ができない人が、社会にでて向き合うことになる課題です。ただ全てに単純な解決策があるので、安心して見てください。

【01:58】ヤング過ぎる問題

そもそも仕事ができないとか、不器用過ぎてミスを連発するというのは、5年以上1つの仕事を続けていたらほぼ起きない現象なんです。それが起きるのって、ヤング過ぎるからなんです。

ゆえに彼女は18歳で、高校卒業後すぐの職という「ヤング過ぎる立場」にいるので、彼女がミスを連発しても当然だと私は思います。

ちなみにこの「ヤング過ぎる」というのは、10代だからという年齢だけに限らず、経歴が浅い職種、初めて手を付ける職種なども、社会的に見て「ヤング過ぎる」立場なんです。

そこで怒られても、自分が悪いとかではなく、怒ってくる側の問題だと思った方が良いです。

つまりそもそもミスをしなきゃ前に進めないプロットが組んであるのに、ミスをするなというのは、無理難題過ぎるんです。だからその仕事が向いているかどうかって、1年半とか2年以上続けてからやっぱり確認した方が良いです。

新人の頃はミスばっかりしてた人が最終的にリーダーになっている―なんていうのは良くあることなんです。

【02:47】マルチタスク誤解されすぎ問題

ただそれでも仕事ができない、同時進行が苦手でミスを連発するという人は、マルチタスクを誤解している可能性が往々にしてあります。人はそもそも同じことを同時にはできないんです。どうやってもコンマでズレが生じる。

彼女もマルチタスクが苦手で「レジと品出しを同時進行すると、ミスを連発してしまう」と言っていましたが、右手でレジを打って、左手で品出ししてるんですか?っていう話です。

現実のマルチタスクは違うんです。必ずそこには順番がある、優先順位がつけられる。品出しとレジ打ちであれば、レジ打ちもして、品出しもしてって―やることが多いように見えますが「レジ打ち」をしてから「品出し」をする、という順番の作業でしかない。

もしそれができないとしたら、おそらくマルチタスク以前に、一つ一つの行為が理解できていない。それはレジ打ちができていないのか、品出しが理解できていないのか、はたまた優先順位が理解できていないのか―マルチタスクをできるようになりたいなら、一つ一つの作業を理解するところからです。

【03:37】コミュ障は過剰に怒られすぎ問題

最後に3つ目、コミュ障というだけで過剰に怒られすぎ問題。

コミュ障というか、あまり喋らない人とかは、ミスをしたときに普通の人たちより過剰に怒られているんじゃないか、って思うことがあって、私は派遣をしていたときにそれを強く感じました。

今はどうか知らないですが、その当時の派遣では、社員さんたちは派遣の人たちに対して、いやに搾取的で、命令的だったんです。

恐らくそれは派遣できている人たちの性格に原因があって、派遣で来る人って、いわば皆コミュ障なんです。もちろんそうじゃない人も一部いますし、今はどうか知らないですが、当時の派遣している人って基本ずっと無表情で、仕事でミスしても返事が小さくて…みたいなそれがデフォルト(普通)の人たちが集まっていたんです。

それに拍車を掛けられて、その人たちを相手する社員さんは非常に強気になって、派遣社員を人畜のように扱い、実際働いていた私もそう扱われて感じたのは「ここやばいな」ってことでした。

ただ当時私はヤングで学生だったので、当然物を落として壊したり、全くお門違いな行為をして怒られたりしていて―私の方がヤバかったんで、現場の仕事が終わった夜労働時間外に、社員の休憩室みたいなところに行って、昼間怒っていた社員に頭下げに行ったんです。

「今日はミスしてごめんなさい」みたいなことを言ったと思うんですが、印象的だったのが、そのとき相手は何故か結構怯んでいて「ああ、大丈夫です」みたいな一言だけで、それ以上何も言われなかったんですね。

ただもちろん全く反省もしていなかったので、次の日も現場入ったら物を落として壊したり、お門違いな作業して―ってミスを連発して怒られていたんですが…ですがそのときの社員さんの怒り方は全く違ったんです。

明らかに私に対して優しく、特別扱いがあった。そしてそれ以降もずっと私だけ特別扱いで、簡単な仕事を回し続けてくれたんです。

【05:06】コミュニケーションと世渡り術

これ何が起こったかって「労働時間外の一言」が、「社員と派遣という形」をぶち壊したんです。

社員たちが無口な派遣に対して強気で接することができたのは、社員として立ち振る舞えたからなんです。それが私服のときに声を掛けられ、ありのままが浮かび上がった。

そこにいたのは「社員と派遣」ではなく、「私服を着たただの中年のおじさんと、そこに謝りに来たただの学生のガキ」その関係を労働時間外の一言が作り出した。

これは恐らく仕事中に謝っても「頼むからしっかりしてくださいよ」みたいな嫌味を言われるだけで、効果はほぼ無かったでしょうが、労働時間外の、相手が私服になっているときには絶大な効果がある。

何が言いたいかって、仕事でミスを連発している人がどうやったら居心地よくその場にい続けられるかって、それは相手に自分も人間なんだと自覚させることなんです。

そのために必要なのがコミュニケーションであり、コミュニケーションの本質はタイミング―どの言葉をどのタイミングで言うか。

結局私たちは人間なんです。誰かに認められたいと思って生きている。それは先輩も同じ。人は誰しも他人からの肯定を待っている。ありがとう、っていう肯定を待っている。だからあなたがそれをあげるんです。

ありがとうございましたを仕事外でも言えるかどうか、その一つの呪文で、今後すべての自分へ接する態度を変えられる。

マルチタスクができるとか、仕事ができるとか…そういうのも重要なんでしょうが、この世の中には「仕事ができないのに楽しく仕事をしている人」は結構たくさんいるんです。

それは「仕事ができない人の世渡り術」があるから。

労働時間外での一言「今日はありがとうございました」

先輩は後輩の本質的可愛さを好きになり

後輩は先輩を尊敬したいと思っている

-Movies, Youtube
-,