Summary
LeadingTechの資料より日本人の貯金実態について触れ、今後の話をしました。今から準備すれば怖いものはないです
Chapter
0:00 日本人の貯金実態
どうもこんばんは、ピエロです。
今回は、日本人の貯金実態として、リアルを多くの方に共有したく、動画を作りました。
これまで日本人が強いと常々言われて来た由縁には、その文化特有の、圧倒的な統率性以外に、経済面で言えば、貯蓄ができることがありました。
しかしこの経済面での強みが、今覆ろうとしています。
去年、leading Techが運営するカードローン情報メディア、Wise Loneが発表した、1060の有効回答を基にした、最新の貯金実態調査で、衝撃の事実が判明しました。
日本人の貯金額の平均値は、317万円。中央値は100万円。そして全体の53パーセント、半分が、貯金100万円以下だと判明したんです。
その解決策としては、当たり前のことですが、早期からの資産形成が鍵という結果が出ています。
ただ、国民の半分以上が貯金100万円以下で、どのような資産形成ができるのか、私には謎ですが、各データを詳しく見ていこうと思います。
0:54 貯金額の分布
貯金額の分布としては、中央値は100万円で、平均値が317万円と、金額がかなりかけ離れていますが、世帯調査で最も多かったのは、貯金額100万円以下の、中央値にあたる部分で、その数は、全体の53パーセント以上を占めています。
一方平均値は317万円と中央値より高めで、平均がここまで上がったのは、1000万円を超える一部の層が底上げしているからだと考えられます。
ここで、平均値と中央値の違いですが、よくメディアが使うのは平均値のほうで、全体の貯金額を合算し、それを全体の人数で割った値が平均であり、これを基本的にリアルを表すための数字ではありません。
さきほどのデータを見てもわかるよう、一部の富を持つ人間が、平均を底上げしている場合があり、基本平均値では、小学校の算数以外で、我々が想像しているような中間の値は、見ることができないんです。
そこで中央値です。中央値は1000人回答した人々を、貯蓄額の少ない順から数えて500人目が、いったいいくらなのかという値を表し、今回で言えば下から数えて500人目は、100万円のゾーンに属していたので、中央値は100万円ということになります。
またこの100万円のゾーンは、最も多くの人が該当する、最頻値のゾーンでもあるので、日本人のリアルが一番表されていると言っていいです。
日本人は圧倒的に、貯金しない人が多い。
2:11 100万円以下の分布
さらに貯金額、100万円以下の内訳を詳しく見てみると、0円から10万円以下と回答した層と、95万から100万円と回答した層で、二極化していることがわかります。
この0円から10万円以下の層で、全体の20パーセント以上が、集約しており、そもそも10万円の貯金というのは、1か月の給料分、もしくはその時の生活費として捻出されていく、途中経過の額でしかないので、10万円以下の層は、ほぼ貯金などしていない。
その日暮らしで生活を送っている人々だということがわかります。
それに対しこちらの95万から100万の層は、少ない手取りを切り崩し、頑張って貯金に回している、という感じでしょうか。
2:52 年齢別貯金額平均
年齢別の貯金額平均を見ると。10代未満が最も少なく、50代までは年齢が上がるにつれ、増加傾向にあることがわかりますが、それに対し60代70代は、急降下しています。
60代70代の貯蓄が減少するのは、老後にはお金がかかり、年金だけではまかなえない分を貯蓄から捻出しているという現状があるからだと思います。
ただ老後には、2000万円は必要と言われる現代で、既に70代で198万円は、少なすぎるかもしれません。
100歳まで30年生きるとすれば、2000万円くらい貯蓄がないと、不自由なく生きていくには、確かに辛いです。
リアルは思っている以上に、酷かも知れません。
実際のところ、若い内からの資産形成は効果的ですし、みんな貯蓄が大事なことくらい、わかっていますが、リアルは、100万貯めることすら難しい。
その中でどうやって資産形成をするのか、という話です。
このアンケートに答えた世代年収の分布では、実は年収200万円以上、600万円以下という、一般的な層が、最も多く、最も多いこの層ですら、100万円以下しか貯金ができていないという、現実があるんです。
だからこそ、317万という、この平均値を押し上げているのは、一部の富を形成した人々だと言えますし、裏を返せば、しっかりと資産形成をできているのは、貯蓄1000万を超える、5.1パーセントほどしか、いないんです。
つまりこのデータ上だけで言えば、平均的に働いて、平均的に貯蓄し、平均的に過ごしても、5.1パーセントに入るレベルの資産形成ができるかというと、はなから非常に困難なんです。
今回のこのデータは、1000人程度と、母数が少なかったですが、日本国民全員にデータを取ると、ユニクロで有名な柳井正さん2兆3000億。ソフトバンクで有名な孫正義さん2兆2000億。サントリーで有名な佐治信忠さん1兆6000億と、こんな人たちがデータに入ってくるので、その点で言えば、今回の貯金実態調査は小規模ながら、かなりリアルに実態を表していると思います。
4:38 現実
このチャンネルを登録してくださっている方々の貯蓄は、私にはわからないですが、貯蓄が100万を超えていないという層の人は、多いんじゃないかなと思います。
みんな現状を打開しようと副業などを始めますが、日本の仕事は甘くないです。
求められるレベルが非常に高く、ハードワークは必須。それはバイトレベルですらそうです。
そのハードワークを終えた中の疲労状態で、さて今から勉強だ、とは、なかなかなれないんです。
中にはなれる人もいますが、私なら、動画を見て寝ます。
そこから脱するにはどうすればいいか、才能の言語化シリーズで触れています。
5:05 未来の話
そんな中、最近非常に学生からの相談が多いですが、やはり大学には行けるなら行って、そこで未来をしっかり見据えるというのは、非常に重要だと思います。
また4年間あれば、毎月20万を稼ぐ能力を身に着けられると思いますし、社会に通用する能力さえ身に着ければ、全く人生は変わってくると思います。
皆さんももう、わかっていると思います。この日本社会の仕組みが、今のままずっと、同じ状態であるはずがないんです。
働き方も変わります。告げられてからでは、手遅れなんです。
フリーエージェント制の導入で、これからは、プロジェクトに応じて能力あるものを雇い、会社を運営していくので、サラリー制度を廃止します、と告げられる前に、戦力となるレベルの能力を、身に着けなければいけないし、
AIで自動化になりますので、この部署の人員を削減します、と告げられる前に、別の職を見つけなきゃいけない。
常に現象が起こる前に未来を察知し、それに向け淡々と準備をするんです。
今周りではそんなこと誰もやっていない。当然です。なぜなら我々大衆は、常に後で後でで、常に被害者側になる運命だからです。
現象が起きてからでは、遅すぎるんです。もちろん、ケツからまくり上げる力があるなら別ですが、その時求められる努力量は、常軌を逸します。
日本は20年単位で、豹変しています。時代を見る時によく言われることです。
20年前の2000年に、今から20年後、50代60代の人々が、10代20代と同じように、電車で携帯をいじり、ゲームをするようになる。
そう予測できていた人は、その当時何人いたのか。日本は20年単位で、目まぐるしく変化しています。
これから20年かけ、AI化を軸に、この当たり前の光景を、徐々に変化させると思います。
もちろんそれに応じ、働き方も変わっていくんじゃないかと、私は想像しています。
そして気づいたら、その流れについていけなかった人々が、あふれ出ているんです。
この20年間で有名になった言葉を覚えていますか。ワーキングプア。働く貧困者です。準備しなかった人は、時代の被害者になるんです。