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【答えが無いかのように論じるな】“ニュース”とは何か:才能の言語化#46

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【00:00】終わったテレビと社会問題

どうもこんばんは、ピエロです。

お久しぶりです。

去年はw杯(ワールドカップ)でかなり盛り上がりましたよね。ピエロはサッカー好きで普段からよく見てるんですが、ちょっと気になる発言があったんです。

「他人が玉転がしてるだけで何が面白いんだ?」と言ってる人がいるんですよ。こういう話題を聞くたびに私はいつもひっかかるんですが、例えば他にも

「勝てば日本万歳、負けると戦犯叩き、なぜにわかは手のひら返しをするのか?」みたいなことが問題視されてたんですけど、この2つは同じで、よく見て欲しいんですが

  • にわかはなぜ手のひら返しをするの?
  • 他人が玉転がしてるだけで何が面白いのか?

これ二つとも「なぜ手の平返しするのか?」「何が面白いのか?」って疑問形で終わっているんですよ。これほんとに意味が分からなくて、「なんで答えが無いかのように論じてるの?」って思うんですよ。

何が言いたいかって、そんなものの答えはもうとっくの昔に出ているんですよ。少なくとも30年前には出ている。なのにさも初めて起きた問題たかのように議論し、話題にしてるのを見ると、ときどきうんざりして野菜食えないホリエモンみたいになるんですよ。

「何でそんなこと今頃疑問に感じてんの?馬鹿じゃないの?」

例えば―Twitterでも少し触れたんですが、Abema放送された日本対スペイン戦の同接が1980万人を越えたんです。

これって物凄いことで、youtubeでも何でもない一介のインターネットメディアが「リアルタイムに2000万人、日本人口の20%」を集めたんです。今までTVは終わった終わったって言われていたんですが、実はまだまだインターネットから具体的な(数字的)競合が出ていなかったんですね。

ですが12月2日朝6時を持って、正式にテレビは終わったんです。

一介のインターネット放送局が、視聴率20%以上をとるというあり得ない事が起きたんです。文化革命が起きた、そのコンテンツがサッカー。新聞テレビラジオの3大メディアの歴史を上書きする、非常に大きなトピックが実は22年12月2日にあったんです。

「他人が玉転がしてるだけで何が面白いんだ」

それは一見インテリっぽい発言に見えて、現実はその玉蹴りがメディアの歴史を変えたコンテンツなので、それの何がいいか理解できないというのは「それはお前が馬鹿だからだろう」ってなっちゃうんですよ。

そしてこういう事って世の中にいっぱいある。何でそんな簡単なことが分からないんだ、何でそんな簡単なことが疑問で終わってるんだ、そういう矛盾がこの世の中に一杯あるんですよ。

その代表がニュースです。

  • 統一教会など宗教がらみの問題
  • 北朝鮮のミサイル
  • 不倫
  • 政治家の裏金

こういったニュースが流れてきたとき、多くの人は初めて聞いたみたいに本気で怒って、報道してるメディア側も初めてスクープしたみたいに流してくる。

ただそれはおかしな話で、そのニュースは10年前にも流れていたし、恐らく20年前にも流れていた。そしてそのときもはやこういう答えを出すのが適確だよね、という完成された思想も話されている。

そしてそれってある程度考えれば誰でも分かる事なので、だからいい大人達が、ニュースで騒いでると何も考えずに何年も生きてきたんだな、とバレるんです。

本当は高等教育を終えた我々にとって世の中で騒がれているような社会問題というのは非常に簡単(イージー)なものなんです。

なぜなら社会問題とは暗記科目だからです。答えを知ってるだけでその問題の全容が理解できるサッカーが革命コンテンツであるという、ある一つの解を知ってるだけでサッカーは出来なくてもサッカーが理解できる。

そしてそれはほぼすべての社会問題で言えることです。今回は生きてる限り生涯騒ぎ続けることになる、明日も流れてくるニュース、不倫、政治家の裏金、北朝鮮のミサイル、宗教問題この4つの完成された答えをお話しします。

【3:22】社会問題1つめ:不倫

配偶者でない者との男女関係を不倫と言いますが、まず大前提に不倫は善か悪かというと、不倫は悪であり、そもそも不倫を悪と決めたのは仏教やキリスト教などの宗教者なんです。

彼らによると不倫は人間関係(共同体)を壊すから悪だそうです。そもそも今の国家ができる前は、私たちは集落単位での共同生活をしていたんですが、その共同体が不倫で崩れてきたんです。

つまり不倫が悪とされる理由は「不倫そのもの」が悪い訳ではなく、その事後である「不倫が漏洩した後のコミュニティー崩壊」を危険視し、不倫はしてはいけない悪だと決めたんです。

そしてそれは、2000年前の話です。

ニーズが存在する

これどういうことかわかりますか?2000年経った今も不倫は消えてないんです。この2000年間でどれだけ人が進化してきたか。

文化、思想、哲学、科学―

あらゆるものが生成消滅発展を繰り返し、人間は進化し続けてきた。だけど不倫は消えなかった。なぜならそこには巨大なニーズが存在するから。

1年前2年前の話じゃない、100年1000年の単位で行われ、1人2人じゃない、1億10億人の単位で行われている、とてつもない強烈な、言葉に表せられないほどのニーズがそこに存在する。

一夫多妻制「構図」

ある興味深い話があって「人間は一夫一妻制だと思われていますが、実は動物学的にはそうではない」と言われているんです。

ある小鳥の実験で、一夫一妻制である鳥のオスとメスを同じかごに入れ、そのオスとメスを結婚させたんです。

その後籠からメスの鳥を抜いて、新しいメスを入れ、籠の中を既婚のオスと未婚のメスだけにし、共同生活をさせたんです。

「結婚したオスと未婚のメス」結果どうなったか?

結果命尽きるまでその二羽の間には何も起きなかった。これが本当の一夫一妻です。

ただ人間は違う。結婚に至るまで何人もの異性と交際するし、同時に複数と付き合うことも問題なくできる。人間は動物学的に言えば一夫多妻制なんです。

ただ人間には知恵があり、信仰心がある故に動物的な本能を抑え付け、一夫一妻であるというルールを…いやルールではない、2000年前から人は一夫一妻であるという宗教を信仰し秩序を保っている。

巨大なニーズを穴だらけの社会通念で丸め込んでいるため、漏れ出す様に問題が起きる。科学よりも信仰を優先している。これが不倫の現状だと思います。

恋愛とは何かそれに対する答え

ただ私の考えとしては所詮浮気や結婚、不倫、離婚などは、恋愛という個人の活動の通過点に過ぎず、その個人の恋愛活動をこのように社会的に裁く必要があるのか疑問で…もっと簡単に言うと「今の社会は不倫や破局、結婚などの個人の活動がとてつもない過大評価を受けている」と思います 。

過剰なバッシングと過大な賞賛が秩序なく行われている、だからそんな曖昧な世の中だから逆に秩序が必要になる。一般常識として20歳を超えた大人達が何をしようと自由であり、その自由が保障されないなら契約を結ぶしかないんです。

この法治国家においては契約を破った人間が罰を受けるので、海外のサッカー選手なんかも、パーティーをする時参加者の携帯を没収し、秘密保持の契約書を書かせています。何が起きていたか漏洩を防止するためです。

不倫も同様で各個人本能的に止められないものは、法律で自己管理することが近代国家のエチケットになっていると思います。

【6:37】社会問題2つめ:政治家の裏金

次に「政治家の裏金」

裏金っていうのはそのまんまで「政治家や経営者など偉い人たちが裏で金を受け取って、その人の意向を尊重する」ということですよね。

それが明るみに出て叩かれる毎年あるし、毎月誰かがやっているし、今この瞬間も誰かがやっている。勿論善か悪かでいえば悪。ただ先程の不倫の問題と同じで、社会が騒ぐほどか?ということを見たいです。

実際に裏で受け取ってる金額はいくらかなのか?スケールメリットの問題なんです。

権力者と裏金「構図」

そもそもなぜ政治家の裏では金が回るかと言うと、ひとつに「政治家の給料低すぎる問題」というのがあって、政治家の給料は大体(おおよそ)年1000万程度と言われ、グーグル社員の平均が大体1,500万なので、政治家ってGoogleの社員より低いんですね。

ただ別にその低い給料でも頑張れる人ならいいんですが、残念ながら政治家になるような強烈な向上心がある人は、同時に金も欲するんです。この世の性ですよね。

政治家のこの特徴的性格と低すぎる給料構造が原因で、裏金は消えないんです。

ただ、私がここで問題にしたいのは「その金額はどの位なのか?」というところで、年500万~1000万程度なら正直まぁ勝手にやっとけ、というのがこの問題の私の答えです。

結局声優で不倫してない人を探すのと同じくらい、政治家で裏金もらってない人を、探すのって難しいんです。貰ってない奴なんて存在しないくらい、みんな裏で金か、金に類するものを受け取っている。

皆さん忘れてるかもしれないですが、政治家ってそういう職業なんです。

多くの人の勘違い

でも「政治家なんだから、ちゃんとしてもらわなきゃ」みたいな弱者意識を、どうしても国民って政治家に向けてしまうんですが、それは政治家への過大評価に過ぎないんです。彼らの能力などたかが知れているんです。

地方議会議員程度ならまず何かを動かす才能は無いし、国会議員クラスも台本ありでしか話を前にすすめられず、街頭演説を聞けば自己満足でカリスマ性も無く、国の決定を見れば、金を動かす才能もない。

だからと言って彼らには高学歴を生かした研究心(専門性)もない。政治家は「意識だけ無駄に高かった学級委員長達の溜まり場」なんです。

期待する場所が違う

ただ安心して欲しいのは、いつの時代もそうなんです。政治家とは口だけの学級委員長。本当に日本がヤバくなったとき動くのはビジネスマン。

東日本大震災の時も―

阪神淡路大震災の時も―

リーマンショックの時も―

思い出して欲しいんですが、真っ先に行き場を失った難民の為に大量の食料を提供したのは、政治家ではなくビジネスマンであり、真っ先に明日を生きるための職業を創ったのは政治家ではなくビジネスマンだからです。

国がピンチになったとき、解決能力のある個が政治家の代わりに動いている。これは日本だけじゃない、世界共通でそうです。

つまり国民は期待する相手をはき違えているんです。政治家50人より富裕層一人の方が価値がある。

政治家の不祥事は勿論国家反逆のレベルなら声を出すべきですが、多くの政治家はスケールが小さすぎる(小物過ぎる)が故に、不倫同様、国民全員が騒ぐ必要が無く、細部の人権団体が騒いでいるくらいで充分なんです。

【9:27】社会問題3つめ:北朝鮮のミサイル

最近20発くらいの低弾道ミサイルが日本に向けて飛んできましたよね。ニュースでは核実験だ、飛距離を伸ばすための実験だ、などといわれてますが、北朝鮮のミサイルは絶対に落ちない事を皆さんは知っていますか?

北朝鮮のミサイルって実は1998年の24年前から日本に飛んできているんです。

ここでピエロが皆さんに問いたいのは「そのうちの一発でも日本に落ちたか?」ということです。この25年間数百発飛ばし続けた、そのうちの一発でも本土(日本)に落ちたか?ということです。

一発も落ちてないんです。なぜなら北朝鮮側に落とすつもりがないから絶対に落ちない。航路(北海道と青森の間)を割り出してそこに圧倒的な技術力でピンポイントに通し続けている。

「ミサイルの飛距離を伸ばすため」という名目らしいですが、そもそもそこを完璧に通す技術が25年前からあって、25年間同じことをミスなくやり続けている。

その時点で日本にミサイルを当てる気がない、そしてそこに落とさない技術があるし、落ちそうになったら弾道を変える技術も持っている。

日本は世界の軍事技術を舐めすぎていて、問題は何かって北朝鮮ではなくて「日本メディアの明らかな煽り、不適切な誇張表現」

笑ったのは、これ発射ってありますが…発射し終わってから報道してるんですね。当然ですよね、発射する前に分かるわけないので。ゆえに発射し終わってからアラーム鳴らして、それで避難訓練とか意味ないんですよ。

完全にプロパガンダですよね。わかってて意図的に作っている。なんで各局がこぞって北朝鮮のミサイルを大々的に報道するかって、視聴率が取れるからです。大した問題ではないが、視聴率がとれるからやっている。

不倫も、裏金も、ミサイルも、宗教問題も同じです。ニュースの多くは視聴率獲得の為に、やたらと大きな問題として祭り上げられている。

多くの人はこれで感覚がマヒして、北朝鮮のミサイル問題とロシアの戦争問題を一緒のレベルで考えたりしている。

全く持って次元が違うんです。

もしかしたら我々は今、問題の大きさの順列がつけられなくなってるのではないでしょうか。

【11:14】結論

芸能人が不倫した、権力の下で裏金が流れた、北朝鮮からミサイルが、今ある宗教で2世の子たちが苦しんでる―

こういったニュースにはインパクトがあり、多くの人は過大に問題視し、メディアが大きく報道するので、それらは非常に大きな問題かのように見えがちですが

実はこれらの問題は世界中にある社会問題の中で最低低低底辺にあり、この程度の問題は社会全体が取り立てて騒ぐことはなく、細部で人権団体みたいな人が怒ってるくらいでちょうどいい。

スケールメリットの見方がある。問題の大きさが理解できていれば騒ぐことはなく―

だからこういったニュースで騒いでると、個人レベルではその問題が起きてる事より、そこに反応している人 の方が有害であるんです。

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