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あなたの意見が通らない理由「人間には種類がある」:才能の言語化#2

Summary

この動画を見れば、人間の理解の仕組みが分かり、意見の通し方が分かるようになる。

Transcription

【00:00】あなたの意見が通らない理由

皆さんは何か物を伝えるとき、それが上手く伝わらず無視されたり、誤解されたりした事はありませんか?

ネット上ではよくあります、例えばいじめ議論。

「勿論いじめはダメですが、ある意味では子供にとって、いじめは良い効果をもたらす事もある」などと有名人が発言すれば、次の日はネットニュースです。

本人からすれば「いじめはダメだともちろんわかっている、その上でこういう意見もある」

と別の視点を提供したつもりだが、その意図は全く受け取られず

「いじめをあいつは肯定した」と

「何もわかっていない」と、猛反発を食らう。

例えば蓮舫氏の、高卒発言。

「ウイルスの影響で、多くの大学生が今本当に困窮している。学費も生活費も払えない、このままでは自主退学で、高卒になってしまう」と発言すれば、それを聞いたSNSでは

「高卒を馬鹿にしているのか」と猛烈な批判が来て、最終的に謝罪まで至った。

そこには一切の差別意識はなく、ただ「学生が苦労している」という事実を、容易に説明する一連の流れで出た単語だったのに。

なぜ人は、誤解するのか?

なぜ圧倒的正論なのに、あなたの意見が通らないのか?

結論から言うと、それはあなたが知らないからです。

世の中には、2タイプの人間がいることを。

【01:05】単語能と文脈脳

単語で理解する「単語脳」タイプと文脈で理解する「文脈脳」タイプ。

まず単語脳タイプは、文脈中の単語に反応するため、話をすると強い単語に全てを持っていかれる。

故に、優しい単語で話す必要があります。

先ほどの、蓮舫氏の高卒発言

「ウイルスの影響で多くの大学生が今本当に困窮しているのに、何故支援しない?学費も生活費も払えない、このままでは自主退学で高卒になる」と発言し、批判が殺到、叩かれた出来事。

この叩いた8割は、単語脳タイプでしょう

高卒というインパクトある単語に引っ掛かり、前後の話の流れを完全に無視し、怒りを覚えた。

このとき総じて「言葉を選べ」という意見がでるが、詳しくは「優しい言葉を選べ」という事です。

また前々回「頭が良いフリをしている馬鹿の特徴」という話をしましたが、この動画を視聴した7割近くの人は単語脳タイプです。

前々回の動画の内容では、頭が良いフリをしている馬鹿を見抜く方法を話しているが、途中から話の内容とのリンクで強烈なインパクトを放った

「馬鹿」というワードだけが切り取られ、多くの人は「馬鹿を見抜く方法」のように動画の内容を捉え、見進めていった。

概要欄に貼っているので、お時間あれば見てみて下さい。

しかしここで言う馬鹿とは、点数が悪いとか、コミュ力が低い、といった単純な意味での馬鹿ではなく

賢いフリをしている馬鹿、つまり―

本当は能力がないのに強がり、人より優位に立とうと人を騙して、自分を成り立たせる人間

具体的に言えば、詐欺師。

会社の上司といった方たちで、この演技だけの愚かさを「賢いフリをしている馬鹿」と表現していたんです。

つまるところ、ネットでもリアルでも「なんでこの人と話が通じないだろう」と思ったとき、考える必要がある。

単語脳タイプの人に対し

文脈で話していないか?

逆に文脈脳タイプであれば、エビデンスを見せ、ロジックがしっかり通っていると、どれだけ過激な言葉が入ろうと、その言葉に引っ張られず納得する。

分かり易いのはホリエモンや与沢翼さん、お笑い芸人の西野さん。

あの辺りの支持層は基本、文脈脳です。

例えばホリエモン、彼は「馬鹿、カス」といった、鼻につく言葉を常用しますよね。

単語脳の人であればあれに耐えられないと思いますが、文脈脳の人はこれに対し、何も思わない。

逆に言えば、話の内容しか興味がないから支持層でいられるんです。

例えば昔の与沢さん

「下界の人々へメッセージです」

「サラリーマンはラットレース」

口を開けばパワーワード、単語脳の人であれば完全にシャットアウトでしょうが、文脈脳タイプはそこを気にも留めない。

例えば芸人の西野さん

「オンラインサロンを開き、それだけで5億近く稼いでいる」

「芸人のくせに銭ゲバだ」と聞くと、単語脳タイプは5億、オンラインサロン、銭ゲバという単語に耳がいき「詐欺をして大金を稼いでいる」と、なんとなく勘違いしている。

しかし文脈脳タイプは、金額や名称という単語ではなく、その内容や仕組みに目線がいく。

馬鹿とか、ラットレースとか、5億とか、そんな単語はどうでもよく「その話は筋が通っているのか否か」が全て。

それが、文脈脳です。

つまり相手は「単語脳なのか、文脈脳なのか」ここを見極めなければいけない。

しかしここで誤解してはいけないのが

単語脳が悪いとか文脈脳が悪いとか

そういう理屈ではない、という事です。

これは捉え方の違いであり「こういう捉え方が存在するんだ」と知っているだけで、皆さんがこれから出くわす様々な事象を説明できたりします。

【04:17】誹謗中傷する9割の行動理由は単語能

例えば誹謗中傷、私はこう考えています。

誹謗中傷をする9割の行動理由は、単語脳だと。

最近自死された、木村花さんを例に挙げさせて下さい。

彼女は元々プロレスをしており、そのプロレスの中でもヒール役

そして誹謗中傷の原因となった舞台テラスハウスは「台本なしの素人が演じる、恋愛リアリティショー」が名目のメガヒット番組。

この前提を知った上で、彼女はオーディションを受け、スタッフに選ばれた。

スタッフが彼女に求めた役割、容易に予測できる。

恋愛ドラマでの、ヒール役。

しかし単語脳の人は前後の文脈が、目の前のワンシーンで、完全に消滅する。

木村花さんの死に至った問題のワンシーンはこれだが、このたった1枚が波紋を呼び、トドメを刺した。

蓮舫氏に関しても、ピエロが今まで受けた誹謗中傷を分析しても一貫して言える事ですが

誹謗中傷をする9割方は、単語脳タイプだと

一つの事象を切り取り、否定するタイプだと

分析しています。

つまり人を見極めるときは、単語脳では何も見えないが、文脈脳で人を判断しだすと、別世界の住人との交流が可能になる。

また文脈脳が「世界を広げる思考回路」だとしたら、単語脳は「目の前の一歩を切り開く回路」かもしれません。

不登校の子供を学校に連れて行きたい、でも言うことを聞かない。

そういえば私は論理的に、文脈脳で話しすぎていたのではないか?一度単語脳で話してみよう。

「引越するし、別の学校を選んでもいいよ」

子供は、振り向きます。

そこから徹底的に傾聴、自ずと道は開けます。

【05:42】結論

まとめると、単語脳になれば相手を振り向かせる事が出来るようになり、文脈脳になれば好き嫌いが、消え世界が広がる。

文脈脳、単語脳

そういうタイプの人間が、世の中に存在する。

そう知っているだけで、この両タイプにあなたはなれる。知っているだけで自然とできる。

文脈脳の人には、エビデンスを持って

単語脳の人には、優しい言葉で

人を見極めるときは、文脈脳で

人を振り向かせるときは、単語脳で

by ピエロ

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