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「やりたいこと」と「できること」の違い

どちらが大事か「やりたいことVSできること」

高学歴ニートを集めた番組で、林修先生が過去の屈辱を話していました。

あるとき本の担当編集者に「本たくさん売れてますし、林さん、書きたい本書いてください」って言われて、本当に書きたい本を書いたんですね。

「すし、うなぎ、てんぷら」って―そしたら全く売れない。「売れなかったけど、書きたいものが書けたからいい」って誰かは言うんです。

ただ僕はこんな屈辱を味わうんだったら、書きたくない本の方がマシだった。自分が書きたい本を書いて迷惑をかけたことは消えない。プロだから一回迷惑をかけたらもう失格。

と、そういう話をしていました。これ結局「できる」って「何をもって」できるって言ってるかって、「結果」を出せるからできるって言うことなんですね。そこに社会的基準が伴っている。

でも「やりたいこと」って何の社会的基準も伴っていない。己の中にある欲求なんです。

よくある疑問ですが「やりたい」ことを「できる」ようにしなきゃプロの道では生きていけないし、「やりたいこと」ってできるようになったらやりたくなくなる。

また誰かの役に立ちたいなら、できることをしなきゃいけない。

ひとこと

ーやりたいことができるは凄いことか?ー

“やりたいこと”って思想で、“できること”って結果なんですね。

「やりたいこと🟰思想」
「できること🟰結果」

よく、「やりたい事ができる事なら良いよね」って言いますが、やりたい事ってできたら“思い出”になるんです。

「やりたい(思想)→できる→やりたかったこと(思い出)」

つまりできる状態になると、やりたいことをやってるんだけどそのやりたいっていう思想は思い出で話してる。

やりたいという挑戦中が感情の最大のピーク。

できたらフェーズが上がっていつもの日常に戻るんです。失敗したら現状維持のままいつもの日常に戻る。

別にやりたいことができてもやりたいことができなくてもそこに実は思ってるほど差ってないと思ってます。夢が叶ったと言っても生活水準が10段階上がってじゃあ現実はどうかって、多少の高揚感以外に本質的人間の変化はあまりはないんじゃないか。

「やりたい(思想)→できる→やりたかったこと(思い出)」

「やりたい(思想)→できない→やりたかったこと(思い出)」

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