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過保護な親が育てた子供の末路:才能の言語化#43

過保護な親

過保護な親の特徴をまとめたので、自分自身や自分の親をチェックしてみてください。

  • 子ども話を否定し「そうじゃなくて―こっちの方が―」と親の意見を言うことが多い
  • 子どもが聞いていないのに、親が交友や服装などのアドバイスをすることが多い
  • スマホ、日記など子供のプライベートを親が勝手に見る
  • 基本的に親が子供部屋の掃除をする
  • 子どもの作業が遅いと親が手を出すことが多い
  • 自由研究など学校の課題に親が手を出すことが多い
  • 子どものトラブルに対してすぐに苦情を入れる
  • 車での送り迎えが多い
  • 習い事は全て親が決める
  • 危ないこと、子どもが嫌がることはさせない

3つ以上当てはまったら―過保護な親である可能性が高いです。

Transcription

【00:00】当たり前のことが当たり前にできない

現在総人口に占めるニートの数は69万人おり、非正規雇用として働いている、いわゆるフリーターの数は2,064万人いる。日本の労働人口は6,800万人なので、今日本人の3人に1人は非正規雇用として働いている。

2,000万人以上というとてつもない数の人が非正規雇用として働いている国、日本。そこには非常に根深い問題があります。

「当たり前のことが、当たり前にできない」あなたもそれで悩んだことはありませんか?私もそうでした。

私は17歳の終わりにした工場のライン作業が初めてのバイトでした。そこを1か月でクビになりました。理由は物を落として壊したからです…何度も。

その次はドラッグストアでバイトをしました。そこは3か月でクビになりました。理由は他人のエプロンを勝手に着たからです。

当たり前のことが、当たり前にできない。ただ単純に流れてくる物を取って、段ボールに入れるだけのことが本当にできなかった。物を持てば何か壊していたんです。

当時の私はとにかく「当たり前のことが当たり前にできない」という典型的例題で、だからこそできない人の気持ちが良く分かります…私がそうだったから。

【01:01】自己責任という洗脳による自傷

だけどここで理解できないのは、多くの人は自傷に入っちゃうんです。日本人は何かヘイトフルなことが起きたとき、暴動に向かうのではなく、「自己責任」という洗脳にかかっているので、自傷に向かっちゃうんですね。

今回もそう「なんでこんな当たり前のことができないんだ、何でこんな簡単なことが理解できないんだ」って自分のことを責めるんですが

はっきり言ってそれはあなたのせいではなく、あなたの親のせいなんです。

金魚が病気にかかったとき、私たちは金魚単体に原因が無いかを探る(調べる)んですが、病気の原因をもたらしていたのは金魚単体ではなく、水槽だったりする―システム側の問題だったりするんです。

今回で言えば「当たり前の事が当たり前にできない」その原因はあなた単体にあるのではなく、あなたの家庭に原因があると私は思います。

この問題には裏テーマとして「過保護」という社会的問題があり、過保護の何が問題かって―簡単に言ってしまえば「親が子供の全ての面倒を見続けてしまったがゆえに、その子供が社会に出てか地獄見た」っていう問題

【01:55】小学6年生の比較

何で過保護の子供が地獄見るかって、小学6年生の比較をすれば簡単にわかるんですね。

「1年生の時から6年生まで、6年間毎日家事の手伝いをやってきた小学生」と「6年間一度も家事をやったことがない小学生」この二人を比べて、どちらが社会に通用すると思いますか?

悪いんですが、もう全く次元が違うんですね。内仕事を6年間やってきた小学生は、既にその時点で社会に通用するレベルに達しているんです。

【02:21】内仕事と外仕事

多くの人が勘違いしてるなって思う事があって、子供の仕事は勉強することだとか、遊ぶことだとかって色々言われてるんですが、全然それ違って、子供にも仕事はちゃんとあるんです。

それが「内仕事」。

そもそも仕事には2種類あると言われています。

内仕事と外仕事―「内仕事」は家の中でする仕事、家事などを指し「外仕事」はお金を稼いでくる仕事のことです。

そして子供には内仕事を、家事をさせるべきだと私は思います。なんで家事をさせるべきかって、それは「大人になってから一人暮らしで困るから」とかそういうことじゃないんです。

この動画を見てる人の中にも、百姓の子っていると思うんですよ、家が農家ですって。百姓っていうのは「仕事が百個ある」というくらい色んな仕事があって、それを家族みんなで手伝ってやっていたんです。

それが今はどうかって、子供が家に帰ってする内仕事なんて何もないんですね。親が全部やっているんです。洗濯機回して、掃除機かけて、皿洗って、火回して―全部親がやって、子供は勉強してるだけ。

子供は卵焼き一つ、洗濯機の回し方一つ知らなかったりする。その状態で20年後とか、急に外出されて仕事をやらされるんです。そりゃあ長続きしないですよ…1年2年でみんな辞めちゃう。

【03:24】内仕事は社会にでるための準備

なぜなら、準備をさせてきてないから。机に向かって数学とか国語の問題解かせることが社会で働く準備になると、マジで勘違いしてませんか?

「学校の勉強」と「社会で働く」ことは、向いてるベクトルが全く違うんです。学校の勉強は大企業に入る準備にはなるかもしれませんが、そこ入ってから生き抜くための術にはならない。

結局勉強だけしてたら、フィジカルの部分が全く足りないんです。サバイバルができないんです。

なぜ子供に内仕事をさせるのかって「失敗を経験させて、工夫を身に着けさせる」ためなんです。

この家事の過程では、子供は最初何度も親から怒られるんですね…「そうじゃない、こうだ!」って。態度でも、言葉でも、親から嫌な顔されて、本当に嫌になるんです。

この嫌になる時に、大人になったときに使えることが学べる。「失敗したときのいなし方」とか「人と人との関係」とか「仕事への折り合いの付け方」とか―家事をしてるときにもう学んじゃえるんですね。

そんないろんなことが内仕事から学べるのに、お母さんが全部やっちゃうんです…明日の準備とか、身の回りの整理とか、自分が汚した服とか、お母さんが全部整理しちゃう

そうやって子供の仕事を奪っちゃうと、大人になったとき本当に苦労するのは子供なんですね。動けないんですよ、何かが起きたとき。

もちろん工場のライン作業で、やることは4つみたいなロボット的な行動ならできるでしょうが、中小企業に入って、営業行って、サイト作って、資料整理して―って、そうなると応用が
利かない。

工夫ができないから詰むんです。そこで工夫ができる人たちがサバイバルして生き抜いてるのがこの社会なんです。

だからそういう現場いる人たちから言わせれば「理科とか社会とか意味ない」って皆言うんです。

「暗記的勉強が向いてるベクトル」と「社会で生き抜く力のベクトル」は全く向いてる方向が違うから。「学校の勉強が現場で使えると思うなよ」って皆怒ってるんですよ。

【04:58】人に任せられない大人たち

だけど「内仕事をするベクトル」と「社会で生き抜く力(外仕事)のベクトル」は、向いてる方向が一緒なんです。だから内仕事はやらせるべきなんです。

問題は何かって「人に任せられない大人たち」なんですよ。

「私がやったほうが正確で早い」って、子供に一切やらせなかったりするんですが、これは仕事でも似てますよね。「俺がやったほうが早い」って部下に仕事を任せない…いや任せられない上司
っているんです。

そういう人って、それ以上ないんです。部下に任せる勇気が
上司には必要。家庭も似ています。

これからどうなるか分からない、大企業は終身雇用を切った、非正規雇用は2,000万人、3人に1人は非正規で、雇用が不安定な状態で働いている―

そんな時代に、子供に暗記(勉強)をさせるのが本当に準備になってるのか?親は考えた方がいいです。

私はもうちょっと子供たちを「信頼」したり子供たちに「責任」を持たせたり、子供たちに「役割」を与えたり―勉強とは別で、もっとフィジカル的な教育を施したほうがいいと思います。

子供にとっては「本を一冊読む」より、「洗濯機が自分で回せるようになった」という一つの体験の方が、遥かに学びになるんです。

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