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【思想】最近ブームのFIREは嫌い:才能の言語化#30

Summary

岡田斗司夫さんに沿って自分の見解についてまとめて話をしてみました。

Transcription

【0:00】FIREとは何か

どうもこんばんは、ピエロです。

みなさんはFIREという言葉を知っていますか?

Financial Independence, Retire Early.

直訳すると、「経済的自立と早期退職」。

今若者を中心に、30代までに数千万の貯金をし、さっさと会社を辞め、その後資産運用などで緩く生活をしていく事を目指す若者が増えています。

そして今回は、今話題となっている新しいライフスタイルである、このFIREがどの様な経緯を経て今の若者に支持されるのか、その根本的な部分に触れようと思います。

FIREという単語もそうですが、こと新しい言葉を聞いた時もう私はついて行けないと拒絶反応を示す人がいますが

その目新しい遠い存在の様に聞こえる言葉の裏には、数十年前から争点となっていた様な普遍的な問題提起が潜むのです。

能力主義・職業蔑視・失望。

【0:43】能力主義

今日本では能力主義思想がはびこっており、最近ではYouTuberのDaiGoさんがホームレスと自分をてんびんにかけ

「ホームレスに生きる意味はない」という思想を披露し火だるまになりましたが、これも能力主義思想の典型例です。

ただここで興味深いのが、この炎上に対してのコメントの中で「口に出してしまったから悪い」という意見が非常に多くあったことです。

これはどういう事かと言うと

「口には出さなかったら、差別思想は自由」

【1:09】職業蔑視・マックジョブ

ある階級の人しか使わない差別用語というのが世の中にはたくさんあって、みなさんの中にマックジョブという言葉を知っている人はいますか?

マックジョブとは簡単に言うとマクドナルドでバイトするような誰にでもできる仕事の事で、われわれ一般人がやっているような9割の仕事はマックジョブだと言われています。

「その仕事はあなたにしかできませんか?」と言われれば「そんなことはない」そう答えれる。

そして今、日本にはこの様な風潮がある。

マックジョブの様な誰にでもできる仕事をやる意味はない。

これはネットの意識高い系の世界でもうたい文句の様に言われ、そしてそれは賢い人に程信じ込まれているのです。

今回されたホームレスに生きる意味はないという発想。

それに対し、「口に出してしまったから悪い」という意見。

それらは貴族階級、いや、日本でいえば非常に上級国民的な発想に近いわけです。

庶民を殺めたとしても庶民に生きる意味はないし、彼らの命はネコより軽いので私が罰せられるべきではない

という貴族がいるように、彼らは共通して命の選別が能力ある人にはできるかの様に発言をする。

そしてこういった風潮は今に始まった事ではなく

【2:09】賢い人ほど差別をする理由

つまり能力による選別的発想を上級国民ならず

高所得者層、高学歴層レベルのいわゆる賢い人たちもする傾向があるというのは既に多くの実験で証明されていることなのです。

そして賢い人たちは弱者と言う能力に対しての選別にとどまらず、さまざまな事柄に対しても無意識に選別的な発想をとるのです。

アメリカの哲学者、マイケル・サンデル教授が行った面白い実験結果があります。

それによると、高学歴の人たちほど

国籍差別、学歴差別、LGBT差別

に敏感で、だから自分たちは差別をしていないと言い、自分たちはどちらかというと差別に敏感で反対しているリベラルな人間であり、逆に低学歴の人ほど差別をすると思っているのです。

しかし、実験結果は真逆で高学歴のそれら差別

国籍差別、学歴差別、LGBT性差別

を憎む人ほど、低所得者や、容姿が悪い人、低学歴な人など社会的弱者を差別していたのです。

これ実際私もよくわかります。

アメリカの優秀な企業では、新入社員の面接時太っている人は落とす。

なぜなら自己管理ができていないからだ、というのを聞いた時、それは正しいと思いましたし、生活保護で生きている若者に対し

努力すればできる事をなぜやらないんだ、と意見しているタレントを見て、その通りだと思っていました。

そう、低所得、不潔、低学歴な人が差別されるのは仕方がない。

なぜならそれらは努力で改善できるんだから、と思い込んでいる人たちが

実は差別をするのです。

(努力を他人に求める人ほど、努力できないひとに敏感で差別的)

【3:35】若者がFIREを望む理由

そしてこの賢い人たちは例外なくマックジョブも否定する。

しかし、マックジョブを否定するという事は現実に働く9割の人が今やっている仕事を否定されてしまう事になる。

この能力主義のいきすぎた風潮はもちろん口には出さない無言の圧力として、ずいぶん昔からあるのです。

それ、高学歴の若者たちへのプレッシャーとなり、彼らは追い込まれる。

ただ最初は彼ら自身もその風潮に従い、マックジョブではない唯一無二を探すんです。

ただ、どんなに頑張ってもマックジョブか、それに似たような仕事しかできない自分に気づき嫌気がさす。

だったらそこから一刻でも早く脱出しようと、悪とされるマックジョブから一刻も早く抜け出そうと。

―だからこそ今FIREを望むのです。

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