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意志は消耗品でした


【00:00】意志の力の正体

今日は「副業を頑張るぞ」という立派な決意が、仕事で色々なことがあった夜にはもう完全にかき消えているのはなぜか?皆さんも一度は 考えたことがあるのではないでしょうか?答えはすでに出ていて―

「意思の力」というものが、「物語」のコンセプト、概念、ただの方向性のようなものではなく、「自動車のガソリン」のようなものだ

ということにあるんです。

つまり意思の力とは「その量を測定できるようなエネルギー」であり、使えば減っていく「消耗品」なんです。

【00:30】自我の消耗

フロリダ州立大学の心理学者ロイ・バウマイスターは、これを「自我の消耗」と呼んでいます。バウマイスターはこの現象を、焼きたてのチョコレートクッキーの隣に学生を置くことで証明しました。

学生たちのうち一つのグループはクッキーを食べることを許可され、もう一つのグループは我慢するように命じられたんです。

その後両方のグループが、難しいパズルを完成させることを求められた。

クッキーの我慢を強いられたグループは「我慢の蓄えがすでに消耗」しており、新しい課題を与えられるとすぐに投げ出した。

一方クッキーを食べたグループは「意志力を保存した」ため、パズルに対してより長い時間取り組んだ。

これつまりはクッキーを我慢して作業したグループはすぐに挫折したが、クッキーを食べてから作業したグループはより長く挑戦し続けた、ということなんです。

つまり「褒美は我慢するより、先に与えた方がやる気に繋がる」なぜなら意志力には限界があるから。褒美を我慢している間、意志力は減り続け、それは他の意思決定にも影響を及ぼす。

【01:32】意志の力をコントロールする

またもう少し科学的なところでは「意志力はグルコースで補強される」とする研究が複数あります。これは「ダイエット中なのにその決意が消えてしまう理由」にもつながっているんです。

つまり食べ物を食べないでいるとグルコースが減少し、それに伴って意思の力も減少していく。食べないでいるためには「意思の力」が必要だが、意志の力を得るためには「食べるこ」とが必要なんです。

そこでバウマイースターが「意思の力をコントロールする方法」も教えてくれました。まずは―

  • 意志力は有限な資源なので、無理に手を広げすぎてはならない
  • 決心をたくさんではなく、一つにすべき
  • その上で例えば1週間の禁煙などをやり遂げることができた場合は、おいしい夕食を楽しむなどして意志力を一休みさせることが重要

もう一つの戦術として「自制心の外注」がある。

  • 事務の仲間や、トレーナーのような存在を見つけることで、「必死力を休ませることができる」ので継続が可能

ということでした。私がこの話の中で最も重要だと思ったのは―

「自制が最もよくできている人は、1日中自制を使ってはいない」

「自制心を節約できるようにすでに生活を構築している」

だからこそそういう生活によって、本当に必要なときに―例えばジムに行くと言った時に、自制心がマックスで使える。

【02:47】結論、ピエロの場合

ピエロはビジネスが軌道に乗る前は、本当に税や事業申請、日常の買い物や支払いに至るまで「自分の人生の本命とズレた部分での行動」っていうのを心の底から避けていたんですね。

結局感覚的に分かってたんですね「他の意思決定っていうのをしていると、自分が最もしたい本命の場での本領発揮ができない」と。

意思決定の能力が落ちることで、前に進まないことを恐れていた。それは逆に言えば「他の選択肢をなくし、意思決定を一つだけに絞る」というのは「継続」において必須事項なのかもしれません。

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