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マーケティングとは、自分と世間のズレのこと:才能の言語化#8

Summary

マーケティングの話です

Transcliption

【00:00】序言

どうもこんばんは、ピエロです。

今回は、マーケティングについて話そうと思います。

【00:04】マーケティングの根幹「相手は今、何を求めているのか?」

この商品を売りたい、この作品を見てほしい、自分の好きな事を仕事にしたい、自分の意見を通したいなど、自分を社会に表現する時、必ず求められる能力があります。

「マーケティング」

お客さんや目の前の相手は今、何を求めているのか。

これはビジネスに限らず、ここを把握できなければどれだけいいものを作っても、どれだけいいものを表現しても、人は振り向いてくれない。

しかしながら、その重要度に反比例して、マーケティングの意味をはき違えている人が多いです。

【00:34】マーケティングの定番「多数決」

この説明をする時よく用いられるのが、マーケティングの定番「多数決」

多数決は大多数の人が思う正解を聞けるので、多数決を取って導き出した正解はマーケティングの結果となり

自分の商品をその多数決通りに売れば、実際目の前の相手が求めているものにストレートに球を投げられるので、ある時は商品を爆発的に売る事ができるんです。

「ある時」は

【00:58】「 大多数の意見」は一昔前のもので構成されている

われわれは、マーケティングをする上で、必ず覚えておかなければならない事があります。

その抽出された大多数の意見、つまり一般大衆の主張は、いつも一昔前のもので構成されている。

倫理観や道徳は30年~50年単位で変化しています。

約50年前は、子供は力で黙らす事が正解で、就職は大企業が正解で、女性は大学に行かない事が正解でした。

しかし時代を前に進める人や時代の先を進む人は、この大勢側と反対の意見を50年前の当時もう持っていた。

子供は力ではなく言葉で静まらせ、就職はせずPCを使って起業し、女性でも大学に行くといった様に。

しかしこういった人たちは当時、一般大衆、一昔前の常識で生きるほとんど全ての人たちから強烈な非難にさらされたと思います。

【01:48】「多数決」の結果は未来には通用しない

最近で言えばYouTube。

芸人がYouTubeを始めれば

「ひな壇に出ろよ」

「あいつも落ちたな」

と言ったようにわれわれ一般大衆はYouTubeという存在に最大限の嫌悪感を示し、それをあらゆるメディアを使って表現し、袋叩きにしました。

つい3,4年前の出来事です。

しかし、どうでしょう。

今や現役の国民的アイドルもプロ野球のスーパースターもYouTubeをやり、それを何事もなかったかのように批判していたはずの一般大衆は見ている。

これが多数決で出てくる答えです。

多数派はいつも一昔前の常識を答えに出す。

故に多数決、マーケティングで出てくる答えはもちろん間違いと言う訳ではないですが

当たり障りのない非常に平均的なものであり、それは常にトレンドとして消化され、未来には全く通用しない事が最大の特徴です。

【02:37】マーケティング通りに動くのは「無駄」である

本題に戻ります。

では、マーケティング通りにやることが本当に正しいのか?

あらゆる方法を使って、大多数の意見を吸い上げ、その市場の真ん中を見つけだす作業、そこで出た答えは、本当に社会に通用するのか。

例えば、今のYouTubeのど真ん中は何か?

それは、「過激」です。

有名人への嫌がらせ行為、人をバッシングする行為、大金を使う行為。

YouTubeのマーケティングをすれば、その答えが出ます。

しかし、われわれが覚えておくべき事は、マーケティング通りにやるという事は、計算を間違えない限りみんなその答えに辿り着け、みんなそれをやるという事です。

つまり、マーケティング通りに動く事は、誰でも出せる答えをまた出す事であり、先行者利益優先、大資本優先。

結果労力の無駄で、結果お金の無駄なんです。

【03:24】「ズレ」を認識し「逆」を把握する

では、マーケティングの正しい使い方は何か?

世間と自分のズレを確認する。

それのみです。

全ては自分のしたい事をするために世間の必要としているものは何かを完全把握する。

世間はこれをこのタイミングでこういう風に展開する。

こういう物語を求めているから、今自分が作っている物語とは全く逆だなと、受け入れられなくて当然だと把握する。

これがマーケティングです。

社会が認めない。そんなことは全てわかった上で私は今この作業をしている。

なんで俺の作品を見てくれないんだ。

なんで優れたコンテンツなのに、相応の対価が得られないんだと嘆く事なく、自分の最高だと思う創作活動を継続できる。

【04:06】ピエロの妄想「本質の時代」

最後にこれからの時代の話です。

もうすぐ本質の時代が来ると思います。

これはピエロの妄想です。

近年SNSの普及で、業界ごとの闇が暴かれ隠ぺいされてきた真実が世の中に拡散されました。

そして真実を知った一般大衆は混乱をし、どれが本当なのか?答えを探し出すようになり、今それぞれがある程度の答えを持つようになりました。

そしてこれからの時代は、その暴かれた答えが不動のものでないと気づきだすのです。

つまり、時代によりその答えは変化する事を知り、変動の激しい答えではなく物事の潮流、本質は何かを多くの人が探しだす。

そんな時代に今、既に片足を突っ込んでいるとピエロは思っています。

例えば大学という議題が上がれば今までであれば

大学は厚生労働省の天下り先で

既得権がはびこっていて

学部長は生徒と性行為をして単位をあげている

などというゴシップ的闇が議論されていたが、今後本質の時代というか、次の時代の特色はゴシップ的議論ではなく、もっと深い部分の議論をする事だと思うんです。

大学という特殊な場所でやるべき、教育の役割ってなんだ。

その時必要な人材は?能力は?という本質的な問いに疑問が向かう様に、時代とともに一般大衆層での高度な議論が可能になってきています。

それは、話す事すら禁止された時代を経て、教育を受けた時代を経て、真実を知った時代を経て、そして今後本質を見ようとする時代に向かおうとしている。

結論、マーケティングは世間と自分がどれだけズレているのか、そのズレを確認する作業に使う。

自分の表現は、ズレを理解した上でなら尊重される。

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